茅野市の紹介

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茅野市は、日本のほぼ中央に位置し、八ヶ岳連峰裾野の標高770メートルから2,899メートルに広がる自然豊かな高原都市です。高山植物が咲き乱れる春、湿度が低く爽やかな夏、紅葉の秋、山々が雪化粧する冬と四季の変化がはっきりしています。また、国内有数の精密機械工業集積地である諏訪地域の一角を成し、立地優位性を背景に、様々な製造業が集積しています。産業構造を見ると、各種機械、電子部品・デバイス等を主体とした製造業を中心に、八ヶ岳や蓼科高原など雄大な自然環境を活かした観光業、地域の暮らしを支える商業、八ヶ岳山麓に広がる農耕地や森林資源を活用した農業・林業、安全・安心で快適なまちづくりを担う建設産業など、各産業がそれぞれの特性を活かし成長してきました。

〇茅野市の位置
長野県の中部やや東よりに位置する諏訪盆地の中央にあり、東は八ヶ岳連峰を境として南佐久郡、佐久市に接し、北は大河原峠、蓼科山、大門峠等により北佐久郡、小県郡に接し、西は諏訪市に、南は富士見町、原村に、西南部は杖突峠等によって伊那市に接しています。また、中央本線、国道20号線及び中央自動車道が市の西南部を走り、茅野駅を中心に市街が展開し、駅を中心に放射状に延びる道路は、市の動脈として産業、文化の発展に多大な貢献をしています。

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〇茅野市の人口
人口：55,423人
男性：27,737人
女性：27,686人
世帯：23,374世帯（調査日：2020年1月1日）
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茅野市の工業

（１）第２次茅野市工業振興ビジョンについて

茅野市では、市政運営の最上位計画である「第５次茅野市総合計画」の産業経済分野の基本計画として、６産業分野からなる「第２次産業振興ビジョン」を策定しています。茅野市の主力産業である工業についても「第２次工業振興ビジョン」において、茅野市工業が目指す目標やその実現に向けた取組を示しています。

第２次工業振興ビジョン　基本目標

　「人」がつながり、「技」がつながり、新たな「活力」を産み出す
　　　　～強く、やさしい、ものづくり企業のまち　ちの～

（基本目標の背景）
工業ビジョンの検討プロセスにおいて、「つながり」が最も重要であるとの意見が多数ありました。つながる対象は、地域、産学公の各組織、経営者・従業員、地域住民など様々な主体が含まれますが、地域であれ組織であれ、それらを動かす中心は「人」であることから、第１として「人」を掲げています。
次に、茅野市工業の特徴として、職人肌が強く、他に真似できない固有技術やノウハウである「技」が挙げられます。この「技」と「技」をつなげて、新しい付加価値を産み出すのみならず、「技」を次の世代を担う「人」につなげていくことが、この地に根付いてきたものづくりの営みを続けていく上で不可欠であることから、第２に「技」を掲げています。
そして、この茅野市を、今よりもさらに暮らしやすく、誇れるまちへと成長させるためには、「人」と「技」のつながりによって稼ぎ出す力の源となる新たな「活力」を産み出すことが必要となります。
「人」と「技」のつながりが、企業、大学、その他様々な組織体の有機的なつながりへと発展し、互いに支え合う強い絆によって、新たな販路開拓や売上増加等の企業活動の好循環をもたらすことで、まち全体の活性化が期待されます。
また、今後全国的に人口減少が進み、働き手の確保が一段と厳しくなる状況下においては、地域社会から「茅野市の企業はとても良い」と認められ、その評価を「一緒に働いてみたい」という思いにつなげ、さらに共感の輪を広げていくことが求められます。人々の定着はまちの魅力となり、更なる活力へとつながることから、人を大切にし、強く、やさしいものづくり企業を目指すことは、私たち茅野市のものづくりに関わる一人ひとりが意識すべき基本姿勢であると考えます。
今後も工業が茅野市の発展を牽引する主力産業として、そして、次の世代に誇れるものづくり企業の集積地として「ちの」を盛り上げていきたい、そのような思いを最後に込めて、第２次工業ビジョンの基本目標（スローガン）をとりまとめました。

第５次茅野市総合計画
＞第２次産業振興ビジョン（PDFファイル／6.1MB）