岡谷市は、長野県のほぼ中央に位置する諏訪湖の西岸に面し、東には八ヶ岳連峰、遠くには富士山を望む、湖と四季を彩る山々に囲まれた風光明媚な都市です。
明治時代には、いち早く洋式機械製糸技術を導入、努力と創意工夫を重ねながら、全国一の製糸業地に発展し、「シルク岡谷」の名は全国に響きわたりました。
特に大正から昭和初期の全盛期には、岡谷の生糸は全国生産量の25%を占め、欧米に輸出され外貨の半分を獲得するなど、日本の近代化に大きく貢献しました。
戦後は、製糸業で培った産業基盤に立脚し、精密機械工業を中心とする近代工業都市に飛躍を遂げ、今日では、精密加工技術を最大限に活用したナノテクノロジーをベースとした「超精密微細加工の集積地」を目指しています。