桐生地域地場産業振興センター 中3階第2ホール
産業のまちネットワーク推進協議会
平成22年度第1回定例会 実施報告書
【5月27日(木)】(13:45~17:00)
1 全体会 13:45~14:00
(1) 開会
(2) 開催都市代表挨拶
桐生市産業経済部産学官推進室 室長 鳥井 英雄
(3) 議事
・決算報告
→平成21年度の決算が全加盟都市により承認
・規約改正
→墨田区の脱退による規約改正
・第2回定例会開催都市の決定
→10月に相模原市にて開催予定
・事務局より連絡事項
→サブネットワーク活動展示会出展について
→産まちホームページ更新・活用について
→中小企業都市サミット参加依頼
(4) 閉会
2 研究会
《第1部》14:10~15:00
講演Ⅰ「群馬大学を核にした産学官連携による、地域産業活性化の取り組み」
【講師】特定非営利活動法人 北関東産官学研究会 会長 根津 紀久雄 氏
⇒群馬と産業界との産学官連携の橋渡し役を担っている、北関東 産官学研究会の事業内容や実績、成果などを中心に、桐生地域における産学官連携を通じた地域産業活性化の取り組みについてご講演をいただきました。また、同会が関わる最近の動きとして、桐生市の都市景観作りや2050年までにCO2排出量80%削減を目指す「脱温暖化プロジェクト」の取り組みなども紹介いただき、活発な産学官連携が桐生地域で行われていることが良く理解できました。 |
講演Ⅱ「下請け型企業による新たなチャレンジ」
【講師】 株式会社 下請の底力 登内 芳也 氏
⇒両毛地域の下請け型中小企業が脱下請けを目指して結束し、 新しく設立された「株式会社 下請の底力」の設立経緯やこれまでの取り組みなどについて紹介して頂きました。リーマンショック以降全国各地で下請け型中小企業の経営環境の悪化が問題視されている中、同社のチャレンジは非常に興味深いものであり、企業支援を行う自治体担当者にとっても参考になる講演となりました。 |
《第2部》15:10~16:55
ワークショップ 【コーディネーター】 登内 芳也 氏
① 説明・役割分担
② グループ討議
③ 検討結果発表
④ コーディネーター総括
※ 桐生地域のものづくり中小企業経営者もオブザーバーとして参加しました。
⇒産業振興を熱心に行っている各都市において、現在共通の課題となっている、【ものづくり人材の養成】、【次世代型産業の振興】、【地域ブランドの創出】、【下請け型からの脱却支援】の4つを重点テーマとして、各グループに分かれてのワークショップを行いました。グループごとに「何のためにするのか」「誰のためにするのか」を明確化しながら、より良い振興策などについて、グループ討論、発表を行いましたが、普段交流のない自治体職員同士が、共通の課題解決に向けて討論する中で、ネットワークも深まりました。 |
3 研究会総括
開催都市代表 桐生市長 亀山 豊文
桐生市亀山市長より、開催都市代表としての、歓迎の言葉のほか、ワークショップに関する総括の挨拶がなされました。グループごとの発表内容は、桐生市にとっても参考になる部分も多く、今後の施策にも活かしていきたいとの感想も述べられました。 |
4 閉会
※この後、桐生市内において懇親会が開催され、各都市担当者が交流を深めました。
【5月28日(金)】
企業視察
① 合資会社 オリエンタル (8:50~10:10)
※ 業務用シュレッダーのトップメーカー
⇒同社の主力製品として国内トップシェアを誇る業務用シュレッダーの生産ラインを中心に工場見学をさせていただきました。新商品として、現在マスコミ等でも大評判となっている、シュレッダーくずからトイレットペーパーを作る、画期的な古紙小型リサイクル装置「ホワイトゴート」には、参加者のみなさんも興味津々でした。 |
② 西工業株式会社 (10:30~11:50)
※ 液晶ディスプレー用偏光板製造装置のトップメーカー
織物染色装置等の製造で培った繊維関連技術を応用し開発され、今や世界トップシェアをほこる同社の偏光板製造装置を中心に見学しました。近年、この技術は、リチウムイオン電池やプリント基板に用いられる「銅箔」の製造装置にも展開されており、その製造工程の見学もさせていただきました。「ローテク」と思われがちな繊維関連技術が、実は「ハイテク」分野でも活用され、注目されている好事例として、各都市からの参加者にも非常に参考になったものと思われます。 |
定例会終了、解散(12:00)
※ オプション (希望者のみ 13:00~14:30)
⇒ノコギリ屋根の工場や歴史的建造物等が数多く残る「本町1、2丁目地区」を歩きながら、織物の町として栄えた桐生の街並みをガイド付で見学しました。 |